鹿対策スタートの地点にて

今日紹介するの定期点検場所は、シカ対策の原点の地です。

narusawa_fuji

この地から鹿対策のお話を頂き、実験を重ねて、初の鹿対策が始まった場所で、富士山の雄大さに、思わず写真を撮ってしまいました。

写真右は、メンテナンス風景で、装置からの音レベルを測定しています。

木陰の設置してある装置は、直射日光が激しく当たる場所に比べ劣化が少ないようです。

劣化が激しいものは、スピーカ交換を実施しました。

 

先進広域獣害対策(続)

ある日、この大規模防護柵のある信州で、ユーソニックの点検を行いました。

農家の人と話をしていると、「あッツ」の声と同時に、農家の人が猛スピードで走り出しました。

その先には「鹿」!

鹿の逃げ脚も速いが、追いかける人も速い、アッという間に追い詰めました。

「有害鳥獣捕獲従事者」への電話連絡など、実に手際が良く実践を積んでいるようでした。

防護柵内部の森に住みついた有害鳥獣の追い出しを定期的に実施しているとのこと。

左写真:防護柵に体当たりする鹿                     右写真:捕獲した鹿を見ている有害鳥獣捕獲従事者

 

広域防護柵では、柵内部の林や森に、害獣が住み着いている場合があります。

防護柵内部に鹿が住み着いてしまえば、柵を設置した意味が全くなくなってしまいます。

必死に走る若者を見て、防護柵の設置だけでは、害獣被害は減らないと、改めて思い知らされた一日でした。

この地域は、農業で利益が出せるため、若い人が夢を持って働ける好循環になっています。

気の遠くなるような80Kmもの防護柵を作ることや、80Kmもの柵の保守、内部に住むシカの駆除、想像できない苦労があるはずです。

逃げる鹿を追いかける人の必死な姿、被害があっても更に改善・工夫する姿など見ていると、頭が下がります。

・あきらめない人の多い地域なのか?

・リーダが良いのか?

・協調性が高い地域なのか?

・行動力が凄い人が多いのか・・・???

総合力と言ってしまえば簡単ですが、偶然や運では無いことだけは確かです。

この地域(南牧村・川上村)のユーソニックは、ここ1年間で4台補強され累計17台になりました。

あきらめない人達に、私たちも育てていただいています。

ここの人たちのように、あきらめないこと、工夫を重ねること、実行すること・・・勉強になります。

 

先進広域獣害対策

南牧村と川上村の協力関係

長野県南牧村は、害獣防護柵が80Kmまで伸びました。毎年着実に防護柵を延長していてに長大柵になっています。長野県は、鳥獣被害金額が北海道に続いて全国2位、作付面積当たりの被害額も高い地域です。そのためか鳥獣被害に対する取り組みの質が高く、とても参考になります。村長の菊池幸彦氏のインタビュー記事によれば「長大柵と超音波装置でシカによる農作物被害を半減させた。」と述べています。半減は、少ない数値と思われ人もいると思いますが、柵内部の林に住むシカの退治や、柵開口部などからの侵入対策が進めば更に被害が減るものと思います。

 

 

隣接する川上村でも 同様に広域防護柵が張り巡らされていて、両村の間の一級河川では、防護柵の延長線上に、隣村の防護柵が配置されています。地域を超えた協力関係が構築できていて、効率の良い防護柵の配置となっています。
しかし、法律により、河川への防護柵を設置ができないため、河川では柵が寸断(開口)されています。ここで両村の協力から学ぶ点ですが、両村の防護柵の端にUソニックを使用して、鹿の侵入を防止しています。
河川にUソニックを使用した例は、この地域が最初で、この地域での知恵の出し方に頭が下がります。

 

南牧村のホームページに、「南牧村の日本一」の紹介があり、標高日本一の野辺山駅、JRの最高地点、世界一精度が高い宇宙電波観測所、日本一長い千曲川、日本一標高が高い南牧南小学校、雲の上の露天風呂が出ていましたが、この周辺は、私の知る範囲で鳥獣害対策地域で日本一です。