朝生ワイドす・たまんにユーソニックの報道!
読売テレビ 朝生ワイド す・たまん!にて「近鉄 列車との衝突が激減!?シカ踏切」
2017年11月29日(水) 6:00~ 6:30 内にて
列車とシカの衝突が激減!シカの踏切・・鹿と電車の衝突を未然に防ぐ秘密兵器が大きな効果を上げている。これが鹿が嫌がる音なんでしょうか?(写真右)、進路内への侵入をふせいでいます。音を止めるとシカが続々と線路を横断(右写真)これがシカ踏切です。
多発の原因は、線路の両側にシカの生息域がある。シカは行き来するために線路を渡ろうとする。
匹田さんは、線路が鹿の通り道を分断していることを発見。シカが安全に渡れるシカ踏切があれば解決すると解った。線路にネットを貼り、ネットの無い部分をシカが横断ここがシカ踏切。・・・(略)・・・。
このシカ踏切がグッドデザイン賞を受賞しました。
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ゴルフ場では、イノシシがゴルフコースの中のフェアウエイを掘り起こす被害が発生。土のミミズを食べるためにイノシシに芝生を掘り返されて対策に苦慮していたゴルフ場は、去年、超音波発生装置をゴルフ場の入り口に設置。
その効果は?
この機械周辺ではイノシシを見たこという情報が無いので、かなり効果が高いと思う。
・・・・・ 花吉野カンツリー倶楽部 福尾昌彦さん
シカ、イノシシの他カラスにも有効だそうです。ハイ!鳥獣被害対策頑張っています。
以上、 朝生ワイド す・たまん より抜粋しました。
~~~ 放送を見て ~~~
今回の報道に出た装置は、ユーソニック2機種あります。
報道の中でシカ踏切で接触事故1件が発生の話が出ました。報道の東青山駅周辺は接触事故多発地帯で、設置前は年間17件もの事故が発生していました。頻度は21.5日に1回になります。ユーソニックを設置してから放映日の11月29日までは、562日経過したことになります。少ないサンプルで少し乱暴かも知れませんが、事故発生確率は562日に1回に改善されたと考えられます。鹿の交尾は9月~11月最も危険な行動するので心配です。危ない時期が終る頃ですが「鹿さん冷静に活動してください」と願うばかりです。慣れの心配も解消されたと思います。
ゴルフ場のイノシシ被害のテレビ報道は、私の記憶にはありません。このような被害を知らない人が多いと思います。掘り起こされた映像を見るとコース管理者さんの修復する苦労がわかります。
入口に設置した装置は、ゴルフ場の美しい景観を損ねないように植え込みの中にありました。設置の参考例として「ゴルフ場のイノシシ対策」に画像を使用させてもらいました。
今回の放送で開発者として電話インタビューを受けました。獣害対策も難しいのですが、思うことを上手に表現する事も難しいです。
2017.12.1 投稿
グッドデザイン賞を受賞
ユーソニックを使用した鹿と列車の接触防止システムが2017年度グッドデザイン賞を受賞しました。
左上の写真は、読売テレビ「朝生ワイドす・たまん!」で放映されたもの
日本デザイン振興会が運営するウエイブサイト
http://www.g-mark.org/award/describe/46010
受賞内容は、KINTETSU NEWS RELEAS
http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/goddezainsshika.pdf
京三製作所 IR・広報部のNews Release のウエイブサイト
鉄道電気技術賞を受賞
平成29年6月13日東京都千代田区ホテルメトロポリタンにて一般社団法人日本鉄道電気技術協会様より鉄道電気技術賞をいただきました。件名は、獣類と列車との衝突事故を回避し、鉄道の安全・安定輸送と野生動物との共存を実現した「シカ(鹿)踏切システム」の開発です。共同受賞した近畿日本鉄道(株)様、(株)京三製作所様、(株)トーキンシステム様、と関係各位様に感謝申し上げます。
会場で、近畿日本鉄道(株)様各位様と久しぶりに面会でき、その中で「シカ踏切」の無事故が393日継続しているとの情報を頂き、受賞に花を添えて頂きました。
今回の表彰に至った研究開発は、鉄道と電気技術2017年6月号のテクニカルフォーラム優秀賞の「汎用技術を応用した新しい仕組みの獣害対策」に掲載されました。近畿日本鉄道様の過去12年間の接触事故推移や対策内容、新しい仕組みと効果検証、実証確認などが記されています。汎用技術であるユーソニックの効果検証からシカ踏切に進展させて、シカ踏切のシステムとの有効性を確認することにより、「鉄道の安全」を築き上げる内容となっています。
鉄道事業分野では、鹿や猪と車両の衝突を回避し、定刻に人や物資を輸送する技術の一つとして成果がでました。一方、農業研究分野では、「音による獣害対策は数週間で慣れが発生し効果が無い」が定説になっています。今回のシカ踏切は393日無事故が継続したので慣れは無いと言えます。線路は食糧が無いので農地と異なるといった意見も出るかも知れません。しかし、午前1時までに線路を横断した鹿が午前2時を境に戻ってくる結果(※1)は、鹿が餌を求めて防護柵の開口部を通行するパターンに類似しています。鹿が生きるために食糧を求めて線路を横断するのではないかと考えるようになりました。「鉄道と電気技術」に鹿の行動が記載されています。誌面5ページの制限があり濃縮された内容です。
※1:近鉄様テクニカルフォーラム発表より