ユーソニックは、人に聞こえる高音から人に聞こえない超音波までの帯域を使用しています。
対象とする動物によって忌避音は異なり、カラスやイノシシの場合は、ほとんど問題になりません。実際にお客様に音を聞いてもらうと、「意外と小さい」という評価が多いです。倉庫内のカラス対策で使用される例もあり、フォークリフトの運転手さんに音に関する質問をしたところ、「気にならない」という回答が得られました。市街地での実験もほとんど問題ありませんが、ある観光地では、ユーソニックの音を若い女性が嫌った例があり、その場所では、カラスが飛来した時にのみ使用するようになったそうです。ゴルフ場のイノシシ対策の例では、オーナーさんが15mほど離れたプレーヤに向けて音を出しましたが、プレーヤは音に気づくことなくゴルフに集中していたため、オーナーさんも安心していました。なお、ゴルフ場のイノシシ対策は、プレーに全く関係ない道路(開口部)に設置することが多く、自動車で通過するため全く問題ありません。
シカの忌避音は、他の動物に比べて大きな音です。ある農業組合を訪れた際、音の出ている装置の約10m前で打合せが始まりました。農家の方々は全く気にしていませんでしたが、私にとっては不快な音でしたので、手短に議題を進めるようにしました。個人差がありますので、人がいる場所には装置を向けないように設置する必要があります。
以下は、人に聞こえる音のサンプルです。録音・再生機器が超音波に対応していないため、実際の音とは異なります。
カラス忌避音
イノシシ忌避音
シカ忌避音