コラム

COLUMN
鳥獣被害対策奮闘記

先進広域獣害対策

M村とK村の協力関係

M村について

長野県M村は、害獣防護柵が80Kmまで伸びました。毎年着実に防護柵を延長していてに長大柵になっています。長野県は、鳥獣被害金額が北海道に続いて全国2位、作付面積当たりの被害額も高い地域です。そのためか鳥獣被害に対する取り組みの質が高く、とても参考になります。村長の菊池幸彦氏のインタビュー記事によれば「長大柵と超音波装置でシカによる農作物被害を半減させた。」と述べています。半減は、少ない数値と思われ人もいると思いますが、柵内部の林に住むシカの退治や、柵開口部などからの侵入対策が進めば更に被害が減るものと思います。

K村について

隣接するK村でも 同様に広域防護柵が張り巡らされていて、両村の間の一級河川では、防護柵の延長線上に、隣村の防護柵が配置されています。地域を超えた協力関係が構築できていて、効率の良い防護柵の配置となっています。
しかし、法律により、河川への防護柵を設置ができないため、河川では柵が寸断(開口)されています。ここで両村の協力から学ぶ点ですが、両村の防護柵の端にUソニックを使用して、鹿の侵入を防止しています。
河川にUソニックを使用した例は、この地域が最初で、この地域での知恵の出し方に頭が下がります。

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