コラム

COLUMN
鳥獣被害対策奮闘記

電車と鹿の衝突対策

鉄道車両と動物の衝突事故を減らす目的で、線路脇に防護柵(鹿柵)を設置しても事故件数が減少しない。事故発生場所が、鹿柵の終端に移っただけ。このような話を鉄道担当者から聞いたことがあります。鹿は、線路を横切りたいのです。鹿柵が長くて鹿が迂回できないところでは、鹿柵が寸断された踏切を通過してしまい、踏切内の衝突事故が増加します。鹿を鹿柵内に追込むこともあります。その結果、出口を失った鹿の後を電車が徐行運転することになり、ダイヤが乱れます。電車の遅れで困っている乗客が、SNSで鹿の後ろ姿の写真を投稿することもあります。

この対策として、動物が線路を横切れる道を意識的に作るを提案します。例えば、鉄橋の下が有力な場所になります。しかし、このような場所が確保できない場合は、ユーソニックが効果を発揮します。電車が通過する少し前に鹿が嫌う音を出して線路上に居る鹿を線路外に出します。電車の通過なしの時間帯は、ユーソニックの動作を停止して、鹿を自由に通行させる「鹿の踏切®」を提案したいと思います。

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