鉄道の駅ホームでは、ホーム上屋の鉄骨部分や屋根の縁、照明設備まわりなどにカラスが飛来し、居着いてしまうことがあります。
特に、屋根のあるホーム空間や周囲を見渡しやすい高所部分は、カラスにとってとまりやすい場所になりやすく、継続的な鳥害につながるケースがあります。
駅ホームでのカラス被害は、見た目の問題だけではありません。
フン害によるホーム床面やベンチ、設備の汚損、利用者への不快感、清掃負担の増加など、駅の運営や利用環境にさまざまな影響を及ぼします。
また、利用者が多く行き交う公共空間であるため、衛生面や印象面への配慮も重要です。さらに、カラスが集まりやすい場所がホーム上部や鉄骨まわりなどの高所空間である場合、地上からの一般的な対策だけでは十分に対応しにくいことがあります。
そのため駅ホームのカラス対策では、どこに飛来しやすいか、どこに滞留しやすいかを見極めながら、上方向も意識して対策すること が重要になります。

モハラテクニカでは、こうした課題に対する対策として、ユーソニックアッパー を活用した提案を行いました。
ユーソニックアッパーは、上方向への照射に対応した鳥獣対策装置です。
駅ホームのように、カラスが上屋の鉄骨部分や屋根まわり、照明設備付近など高所に集まりやすい現場では、地上から上空・上部空間へ向けて対策できることが大きな特長です。今回の想定事例では、ホーム上屋や高所の滞留ポイントに対して、上空や鉄骨周辺への飛来・滞留を抑えること を目的に、ユーソニックアッパーを活用する構成を検討しました。
単にホームのどこかに装置を置くのではなく、飛来方向、滞留ポイント、ホーム構造、利用者導線を踏まえながら、狙う空間に音を届ける考え方で提案しています。
ユーソニックアッパーを活用した駅ホームのカラス対策によって、次のような効果が期待できます。
駅ホームにおけるカラス対策は、衛生面だけでなく、公共交通機関としての快適性と管理品質を維持するための重要な課題 でもあります。
モハラテクニカでは、ユーソニックアッパーを単なる装置としてではなく、駅ホームの利用環境向上と施設管理負荷軽減を支える予防対策の一つ として提案しています。