町工場開発品に熱視線
2019年2月24日朝日新聞社地方版で鳥獣害対策装置ユーソニックが掲載されました。
タイトル:町工場開発品に熱視線 「音」で追い払う 鳥獣害対策装置 「ユーソニック」
紹介された内容は、心優しい鉄道マンらと作ったシカと電車の衝突事故防止「シカ踏切」が主な内容です。装置を作ったモハラテクニカは、精密板金加工を得意とする創業約60年の会社が「自社製品に挑戦しよう」と開発に取り組み試行錯誤、農業分野の鳥獣害被害に狙いを定めたが、農業分野以外のゴルフ場のグリーンを掘り起こすイノシシ対策、新車の巨大駐車場のカラスなどに設置された紹介。ドローン実験では、赤城山の実験、福島県浪江町の実験にも触れています。
写真(上) 近鉄殿とユーソニック
写真(中) ドローン搭載ユーソニック
写真(下) 茂原社長がユーソニックを紹介
東京電力:ドローンでイノシシの実験を公開
2018年10月31日に東京電力HD福島復興本社の定例会見があり、その中でドローンと超音波を組み合わせ方法でイノシシ対策の実証実験が公開されました。
実験方法は、イノシシ検知用ドローンとイノシシ追い払い用ドローンの2台を使用します。イノシシ検知用ドローンには赤外線カメラを搭載し、イノシシの体温と草むらの温度差を映像化してイノシシを検知します。もう一台のドローンはイノシシを追い払う目的で、ユーソニックを搭載しています。当社は、2017年7月ドローンによる鹿の追い払い実験を実施していますが、ドローンによるイノシシを追い払う実験は経験なしです。おそらく日本初の試みかと思います。
記者会見の中で、上空から下へ降りる場合と、水平に移動する場合を評価して、水平移動で追い払うことが効果が高い結果発表でした。11頭に試験して10頭効果あり、残り1頭は電池の関係でカメラの画像を解析できなっかたようです。イノシシに対して一定の効果は出たようです。
2018年11月1日の朝日新聞DIGITALに、動画報道が出ています。
https://www.asahi.com/articles/ASLB04PXNLB0UGTB00P.html
上の写真のドローンの超音波発生装置には、U-SONICのロゴが見えます。
この写真の設定は、イノシシの上空からドローンが垂直に下降する実験に使用したものと推定します。
実験は開始されたばかりです。対策の方向性や手法の良否などの意見もありますが可能性追求段階です。イノシシの逃げ出す地点とドローンの距離が予想よりも短い結果でした。これは、静止して周囲を警戒する行動かと思います。東電が公開した動画でも一旦草むらに隠れる行動も見受けられました。今後、ドローンと音波の組み合わせに対するイノシシの習性データを積み重ねる必要があります。イノシシ+ドローン+超音波の組わせの実証実験データは、貴重なデータであることは確かです。
~~~~~~~ ドローン参考資料 ~~~~~~
ドローン搭載の課題 ・・・ (2016年1月の課題、規制緩和で徐々に改善中)
鳥獣撃退用ドローン(日刊工業新聞)
2018年10月19日の日刊工業新聞にドローンを用いた獣害対策が掲載されました。
鳥獣開発ロボット(ドローン)の開発記事です
・ユーソニックは、従来の1/4(400g)に軽量化しました。
・TEADのドローンは、ガソリンエンジンとモータからなるハイブリッドです。
~~~~~~~ ドローン参考資料 ~~~~~~
ドローン搭載の課題 ・・・ (2016年1月の課題、規制緩和で徐々に改善中)